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かぶオプ(個別株オプション)を取引できる証券会社は?
3社の特徴と選び方

熊谷 順司(熊谷@オプション投資家)
更新日 ・合同会社カブラボ
// 結論

かぶオプ(有価証券オプション)を個人がネットで取引できる証券会社は、2026年10月時点で日本取引所グループ(JPX)の一覧に載っている3社です。インタラクティブ・ブローカーズ証券、光世証券、moomoo証券(50音順)です。

  • 手数料の決め方は会社ごとに違います(1枚いくら/約定金額の何%)
  • 取引できる銘柄や、使える戦略(プットの買い・売りなど)にも会社ごとの差があります
  • どの会社でも、総合口座とは別にオプション取引の申込みと審査があります

このページでは、各社の公式ページで確認できた項目だけを比べています。確認できなかった項目は「各社でご確認ください」としています。かぶオプの仕組みそのものはかぶオプとはで解説しています。

01かぶオプを取引できる証券会社(2026年10月時点)

かぶオプは大阪取引所に上場している商品で、証券会社を通じて取引します。JPXは「有価証券オプション 個人向けインターネット取引取扱い証券会社」のページで、取り扱う証券会社を公表しています。2026年10月27日に確認した時点の掲載は次の3社です。

  1. インタラクティブ・ブローカーズ証券
  2. 光世証券
  3. moomoo証券

出所:日本取引所グループ「有価証券オプション 個人向けインターネット取引取扱い証券会社」(50音順)。同ページには「掲載につき事前にご了解をいただいた証券会社の情報のみを公表しております」との注記があります。

親ページでは2026年6月時点として、SBI証券・楽天証券・マネックス証券では取り扱いがないと書きました。大手ネット証券で日経225オプションを取引している人でも、かぶオプを始めるには別の会社で口座を開く必要があるケースが多いということです。

023社の比較表

各社の公式ページで確認できた内容をまとめました。

インタラクティブ・ブローカーズ証券光世証券moomoo証券
JPXの取扱一覧掲載あり掲載あり掲載あり
取引手数料手数料は変わることがあるため、このページでは金額を載せていません。各社の公式サイトでご確認ください。
取引できる銘柄各社でご確認ください各社でご確認ください大阪取引所の有価証券オプションのうち、同社が選定した銘柄
使える戦略4段階の取引許可レベルから選んで申請(レベルにより可能な戦略が変わる)各社でご確認くださいコールの買い、カバードコール、現金担保のプット売り。プットの買いは「今後対応予定」
取引ツールTWS(トレーダー・ワークステーション)ほか各社でご確認くださいmoomooアプリ(スマホ版・デスクトップ版)
口座開設の条件・審査各社でご確認ください各社でご確認ください総合口座の開設後にデリバティブ口座を追加申込み。所定の審査あり

出所:インタラクティブ・ブローカーズ証券「オプション取引」、moomoo証券「日本株オプション」の各公式ページ(2026年10月27日確認)。光世証券の詳細は同社の公式サイトでご確認ください。

手数料は計算のしかたが違うので、単純な大小では比べられません。1枚あたりの定額は、プレミアムの小さい注文ほど割高になりやすく、約定金額の%は、プレミアムの大きい注文ほど金額が増えます。自分がよく取引する銘柄と枚数で、一度計算してみるのが確実です。

03証券会社を選ぶときの比較ポイント

どの会社が合うかは、かぶオプで何をしたいかによって変わります。確認したい点は次のとおりです。

比較ポイント確認すること
取引したい銘柄があるか会社が独自に銘柄を絞っている場合があります。売買しやすいマーケットメイカー対象銘柄が含まれているかを見ます。
使いたい戦略ができるか決算前の保険にプットを買いたいのか、ターゲットバイイング(プット売り)やカバードコールをしたいのかで、必要な取引許可が変わります。
手数料の計算方法1枚あたりの定額か、約定金額の%か。最低手数料や、権利行使・権利割当のときの手数料も確認します。
必要な資金の考え方プット売りを「現金担保」で行うのか、証拠金で行うのか。必要な資金の大きさが変わります。
取引ツールスマホ中心か、PCで板やオプションの一覧を見ながら取引したいか。デモや無料の閲覧機能があれば試してから決めます。
サポート電話・メールの受付時間や、日本語での対応範囲を確認します。

04口座開設の一般的な流れ

細かい手順は会社ごとに違いますが、多くの場合は次の順番で進みます。

  1. 証券口座(総合口座)を開く:本人確認書類とマイナンバーを提出します。
  2. オプション取引(デリバティブ取引)の口座を申し込む:投資経験や資産の状況、取引の目的などを申告します。
  3. 審査を受ける:結果によっては申込みが通らないことや、使える戦略が限られることがあります。
  4. 契約締結前交付書面などを読む:オプションのリスク、手数料、権利行使の扱いを確認します。
  5. 入金して、取引できる銘柄と注文方法を確認する:最初は少ない枚数で、注文から決済・権利行使までの流れを確かめます。

オプションの口座は、総合口座を開いたあとに「追加で申し込む」形が一般的です。総合口座があるだけでは注文できないので、取引したい時期から逆算して早めに準備しておくと安心です。

05熊谷の見方:会社より先に「使える銘柄」を見る

私は、かぶオプがまだ広く使われていない理由の一つに、取り扱う会社の少なさがあると考えています。マーケットメイカー対象が50銘柄に広がった時の記事では、取り扱いは3社だけで、普及率は2%未満にとどまると書きました。別の記事でも、日本でかぶオプを使っている人は2%未満で、米国では個人の約3割がオプションを使っていることと比べています。

50銘柄に広がった時の記事では、50銘柄のうち株価が高すぎる・安すぎる銘柄を除くと、実際に使えるのは35銘柄ほどだとも書きました。証券会社を比べるときも、手数料の差より先に「自分が使いたい銘柄と戦略が、その会社でできるか」を確認するのが順番だと考えています。

私はかぶオプを、決めた価格で淡々とプレミアムを受け取る仕組みとして使っています。プット売りは行使価格を決めないと注文できないので、どの会社を選んでも「何を・いくらで・何株」を先に決める点は同じです。

06注意点

  • 手数料や取扱銘柄は変わります:このページの内容は2026年10月27日に確認したものです。注文の前に、各社の最新の手数料表と銘柄一覧を確認してください。
  • オプション口座には審査があります:投資経験や資産の状況によっては、申込みが通らないことや、一部の戦略しか認められないことがあります。
  • 権利行使・割当で株の受け渡しが起きます:かぶオプは差金決済ではありません。プット売りなら株を買う資金、コール売りなら渡す株が必要になります。
  • 手数料は取引のたびにかかります:会社によっては、自動権利行使や権利割当にも手数料がかかります。
  • 損失が大きくなることがあります:オプションの売りは、相場が大きく動くと損失が受け取ったプレミアムを大きく上回ることがあります。
  • 流動性:マーケットメイカー対象外の銘柄や遠い行使価格は気配が薄く、思った価格で売買できないことがあります。

07よくある質問

01かぶオプはどの証券会社で取引できますか?

2026年10月時点で、日本取引所グループ(JPX)が公表している個人向けインターネット取引の取扱証券会社は、インタラクティブ・ブローカーズ証券、光世証券、moomoo証券の3社です。取り扱いは変わることがあるので、最新の状況はJPXと各社のサイトで確認してください。

02SBI証券や楽天証券でかぶオプは取引できますか?

2026年6月時点で、SBI証券・楽天証券・マネックス証券ではかぶオプの取り扱いはありませんでした。2026年10月時点のJPXの取扱証券会社一覧にも、これらの会社は載っていません。日経225オプションとは取り扱う会社が違う点に注意してください。

03かぶオプの手数料はいくらですか?

会社によって計算方法が違い、1枚あたりの定額の会社と、約定金額の何%の会社があります。手数料は変わることがあるため、このページでは金額を載せていません。注文の前に、各社の公式サイトで最新の手数料表をご確認ください。

04かぶオプの口座開設に審査はありますか?

あります。オプション取引は総合口座とは別に申し込むのが一般的で、投資経験や資産の状況などをもとに審査されます。結果によっては申込みが通らないことや、使える戦略が限られることがあります。

05どの証券会社でも同じ銘柄・同じ戦略で取引できますか?

同じとは限りません。たとえばmoomoo証券は、同社が選定した銘柄が対象で、2026年10月時点の公式ページではプットの買いは「今後対応予定」とされています。取引したい銘柄と戦略が使えるかを、口座を開く前に各社で確認してください。

06証券会社はどうやって選べばいいですか?

取引したい銘柄があるか、使いたい戦略(プット売り・カバードコール・プットの買いなど)ができるか、手数料の計算方法、取引ツール、サポートの順に確認するのが分かりやすい方法です。手数料は1枚あたりの定額と約定金額の%で比べにくいので、自分がよく取引する銘柄と枚数で計算してみてください。

// MIN-LABO / KABUOP

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投資サロン「みんなの投資ラボ」では、戦術の考え方から、使うチャートの作り方、建て方・決済のルールまでを順を追って解説しています。熊谷の実ポジションやバックテストは、数日後に記録として共有しています。

※ 個別の売買の推奨や助言を行うサービスではありません。売買の判断はご自身で行っていただきます。

熊谷 順司
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熊谷 順司(熊谷@オプション投資家)

合同会社カブラボ代表。日経225オプション・日経平均先物・かぶオプ(個別株オプション)・NT倍率を専門に発信。YouTube「オプション投資ラボ」「株式投資ラボ」(合計5.1万人)を運営。

※ 本ページは投資に関する情報提供を目的としたもので、特定の証券会社・銘柄・取引の推奨ではありません。記載の取扱状況・手数料・取引条件は2026年10月27日に各社の公式ページで確認した内容で、変更されることがあります。口座開設や取引の前に、各証券会社の最新の情報と契約締結前交付書面をご確認ください。オプションの売りは損失が大きくなる可能性があります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。